移転価格コンサルタントとして働く公認会計士の日常

公認会計士、税理士。現在Big4系税理士法人でマネージャーとして勤務。

監査法人と税理士法人の違い

監査法人と税理士法人の違い

 

私が監査法人から税理士法人に転職して感じたギャップについて書きたいと思います。

私は監査法人では国内監査部門に在籍しており、業務で英語を使用した経験は片手で数えられるくらいです。TOEICのスコアは900点を超えていますが、英文メールも作成できず、英会話など夢のまた夢のような状態でした。

税理士法人への転職の際には英語のペーパーテストの点数や会計士の資格等を評価していただき無事に入社できましたが英語にはほとんど縁のない状態で転職しました。

税理士法人に入って驚いたのは、同僚や上司の3割くらいが外国人であったこと、社内メールがすべて英語であったことです。また、監査法人と比較して優秀な方の割合が非常に高いと思います。

クライアントにとって法定監査を受けることは義務なので、良くも悪くも監査法人在籍時にはクライアントから非常に丁寧に接していただいていました。

税理士法人で提供させていただいているサービスはコンサルティング業務なので高いフィーに見合ったサービスを提供しなければいけません。そのため、業務に関するプレッシャーが監査法人と比較して段違いに大きいです。

税理士法人に転職してよかったと感じているポイントは以下の3点です。

・英語力(特に英文メール作成、英会話)が格段に高まった

・同僚に外国人がたくさんおり、職場の雰囲気が非常にいい

・移転価格に関する実務経験を積むことができた

監査法人に在籍していて税理士事務所への転職を考えている方の参考になれば幸いです。

ちなみに、税理士法人のパートナーになれば、監査法人のパートナーの1.5倍程度の年収をいただけます。