移転価格コンサルタントとして働く公認会計士の日常

公認会計士、税理士。現在Big4系税理士法人でマネージャーとして勤務。

監査法人と税理士法人で勤務して分かったメリット・デメリット④

税理士法人のデメリット

監査法人と比較した税理士法人のデメリットについて書きたいと思います。

 

・マネージャー以下の給料が安い

税理士法人は監査法人と比較してマネージャー以下の給料が安いです。特に、スタッフやシニアスタッフの基本給は監査法人よりかなり安いです。その分、残業時間が多いので残業代も含めると監査法人と同水準にはなります。

つまり、残業時間が多くて給料が安いので、費用対効果だけでみると監査法人のほうがいいと思います。

 

・業務量が多い

監査法人も最近は人手不足で業務量が多いと聞いていますので現在はそこまで大差はないかもしれませんが、業務量は非常に多いです。私はマネージャーなので残業代はつきませんが、毎月最低でも60時間程度は残業しています。スタッフの場合はさらに業務量が多いので毎月80時間程度は残業していると思います。

さらに言うと、移転価格コンサルティングの部門よりも一般税務を行っている部署はさらに忙しいです。確定申告の時期には150時間くらい残業することもあるようです。私は未経験ですが多分耐えられません。。

若いうちであればそれが経験、強みになると思いますので修業期間と考えるしかないですね、また、残業はフルチャージできるので、金銭的なメリットはありと思います。

 

上記くらいしかデメリットが見つかりません。強いて言うなら監査法人より優秀な職員が多いので、昇進するのが難しいといったところでしょうか。これはいい刺激を受けられるという意味ではメリットにもなりますが。