移転価格コンサルタントとして働く公認会計士の日常

公認会計士、税理士。現在Big4系税理士法人でマネージャーとして勤務。

監査法人、税理士法人と一般企業のメリット・デメリット①

一般企業のメリットについて

監査法人、税理士法人の同僚で一般企業に転職し、勤務している方が何名かいますのでその方々に聞いた情報ベースで書かせていただきます。一般企業でも一部上場企業からベンチャー企業まで様々ですが、ある程度の規模の一部上場企業を前提に記載します。

 

・給料が安定している

私が監査法人に在籍していた時期は人不足から人余りになっていきました。監査法人には労働組合がないので場当たり的に人事制度が変わります。その半面、ある程度の規模の事業会社であれば労働組合がるので人事制度がころころ変わることはあまりないと思います。(最近であれば東芝や神戸製鋼などではそんなことはないかもしれませんが。。)

そのため、一般事業会社のほうが監査法人、税理士法人よりもライフプランを立てやすいことは間違いないと思います。

 

・残業時間が少ない

残業時間については会社によってさまざまだと思いますが、私の同僚で一般事業会社に転職した方々は皆さんそう言います。経理であれば決算期はもちろん忙しいと思いますが、それ以外の時期は定時帰りも可能なようです。ワークライフバランスの点では非常にいいのではないでしょうか。

 

・退職金が出る

監査法人、税理士法人ではパートナーにならないと退職金が出ないケースが多いと思います、その半面、一般事業会社では普通に勤務していれば退職金を支給していただけますので、老後の生活が安定しやすいと思います。

 

・業務の範囲が広い

これについては会社ごとに違うと思います。TOPIX Core30に入るような超大企業だと業務範囲が細かく決まっており、中途であればジョブローテーションが難しいケースもあると思います。私の同僚が働いている会社であれば、決算の時期以外は他部署からの税務の相談の対応や海外子会社のサポートなど、幅広く業務を行っているようです。